1963年に京都国立近代美術館(MoMAK)の開館から60年となる今年、MoMAK FILMS2023では、開館と同年に公開された作品や戦後の日本映画を振り返る8作品をラインナップ。2月の特集では、美術と映画のジャンルを超えた挑戦的な2作品『糸あやつり 人形劇映画 明治はるあき』と『山中常盤』を上映する。公開当時と同じフィルム本来の表現を、国立映画アーカイブ所蔵の35㎜プリントで楽しめるとのこと。
2月24日(土)
- 糸あやつり 人形劇映画 明治はるあき 1968年(博物館明治村)73分・35mm・カラー
博物館明治村による明治100周年記念事業の一環として製作された人形劇映画。明治村を訪れた太郎爺さんが自身の少年時代を回想する形で進行し、鹿鳴館や鳶職人の梯子乗りといった明治の情景とともに、近隣に住む少女との切ない別れが綴られる。竹田人形座が精妙に繰る人形たちが、五所平之助の心を配ったカット割りによってとらえられ、名状しがたい抒情を立ち上らせていく。
2月25日(日)
- 山中常盤 2004年(自由工房)101分・35mm・カラー
上映会概要
「MoMAK開館60周年 戦後日本映画を振り返る: 動く美術、動かす技術――アートと映画」
日時|2024年2月24日(土)、2月25日(日)
料金|1プログラム 520円(オンラインチケット)
※中学生以下無料
※心身に障がいのある方と付添者1名は無料(要証明)。
※当日に限り、本券でコレクション展もご覧いただけます。
※オンラインチケットはe-tixにてお買い求めいただけます。
https://www.e-tix.jp/momak_films/
会場|京都国立近代美術館
主催|京都国立近代美術館、国立映画アーカイブ
Webサイト| https://www.momak.go.jp
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